ピッキング練習をするにあたって心がけることを簡潔にまとめると、「コンパクトにしてダイナミック!」となる。具体的には、肘から手首までの前腕部は、ほとんど動かすことなく(コンパクト)、一方、手首からさきは、リストをしっかり使ってダイナミックに振る。初学者は、往々にして逆のことに陥りがちである。前腕部はばたばたと上下に動いており、その大げさな動きでピックが正確に弦に命中しないために、守りに入り動きを小さくしてしまう。この一見すると矛盾しているように見える単語の組み合わせを、常に肝に銘じて練習しなければならない。
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